朝勃ちのメカニズム 実は夜も起こっている

朝勃ちとは何か?男性の健康状態を映す大切なサイン

 リラクゼーションサロン「宮(ぐう)」では、腹部や生殖器周辺のデトックスマッサージである「カルサイネイザン」の施術を行っています。お客様は男性の方が多く、ED・勃起不全に悩んでいらっしゃる方にたくさん来ていただきます。お客様から「20年ぶりに朝勃ちした」といったご連絡をいただくことがあります。私は女性ですので、朝勃ちの感覚というのものはわかりませんが、男性にとってすごく大切なことですので、調べました。

「朝勃ち(あさだち)」とは、朝目覚めたときに自然に起こる勃起のことを指します。思春期以降の男性にとっては比較的一般的な現象であり、若い頃には当たり前のように感じていた方も多いでしょう。しかし年齢を重ねるにつれて回数が減ったり、まったく起こらなくなったりすると、「何か問題があるのでは」と不安になる方も少なくありません。

 実は朝勃ちは、単なる性的な反応ではなく、男性の身体が正常に機能しているかを示す重要な健康指標のひとつです。特に、血流・自律神経・男性ホルモンの状態を反映しているため、男性機能や体調を見直す上で非常に参考になります。

朝勃ちが起こる仕組み

 私たちの睡眠は、浅い眠りである「レム睡眠」と、深い眠りである「ノンレム睡眠」の波があります。朝勃ちは、主に睡眠中の「レム睡眠」と深い関係があります。レム睡眠中は脳が活発に働く一方で、身体はリラックスした状態になり、副交感神経が優位になります。勃起はこの副交感神経が優位なときに起こりやすいため、睡眠の質が良いほど朝勃ちは起こりやすいのです。

 レム睡眠とノンレム睡眠は90分くらいの周期で、私たちの睡眠では4、5回の周期となっています。起きる時は浅い睡眠であるレム睡眠から目覚めることが多いので、朝起きた時に勃起をしているから、「朝勃ち」と名付けられたのですが、実は夜中のレム睡眠中にも勃起をしていることもあります。

 睡眠中は男性ホルモンであるテストステロンの分泌が活発になります。このホルモンは性欲や勃起力に深く関わっており、朝方に分泌のピークを迎えることも、朝勃ちが起こる理由のひとつとされています。

つまり朝勃ちは、
・血流がきちんと確保されている
・自律神経が正常に切り替わっている
・ホルモンバランスが大きく崩れていない
という、身体からのポジティブなサインなのです。

朝勃ちが減る・なくなる原因

年齢とともに朝勃ちの頻度が減ること自体は、必ずしも異常ではありません。しかし、比較的若い年代でも急に朝勃ちがなくなった場合、いくつかの原因が考えられます。

まず大きいのが血流の低下です。長時間のデスクワークや運動不足、下半身の冷えによって骨盤周りの血流が悪くなると、夜間に十分な血液が陰茎に届きにくくなります。

次に挙げられるのが自律神経の乱れです。慢性的なストレスや緊張状態が続くと、交感神経が優位になり、睡眠中も身体が完全にリラックスできなくなります。その結果、朝勃ちが起こりにくくなります。

さらに、睡眠不足や睡眠の質の低下、アルコールの摂取過多、喫煙、ホルモンバランスの乱れなども影響します。朝勃ちは「性の問題」だけでなく、生活習慣や体質全体の乱れを映す鏡とも言えるのです。

朝勃ちとED(勃起不全)の関係

朝勃ちがあるかどうかは、EDの原因を見極めるヒントにもなります。一般的に、朝勃ちがある場合は、身体的な機能(血管や神経)に大きな問題がない可能性が高く、心理的な要因が関与しているケースが多いとされています。

一方で、朝勃ちが長期間まったく見られない場合、血流障害や自律神経の乱れ、ホルモン低下など、身体的な要因が関わっている可能性も考えられます。いずれにしても、朝勃ちの有無は男性機能を知るうえで重要な目安になります。

朝勃ちを取り戻すために大切なこと

朝勃ちを「無理に起こそう」とする必要はありません。大切なのは、朝勃ちが起こりやすい身体環境を整えることです。

具体的には、
・下半身の血流を良くする
・骨盤周りや鼠径部の緊張をゆるめる
・自律神経が切り替わりやすい生活を意識する
・質の良い睡眠を確保する
といった基本的なケアが重要になります。

この点で、カルサイネイザンのように下半身の巡りや緊張にアプローチするケアは、朝勃ちや男性機能を考えるうえでも非常に相性が良いと言えます。施術後に「身体が温かくなった」「よく眠れた」という声が多いのは、まさに朝勃ちが起こりやすい条件が整い始めているサインでもあります。

朝勃ちは健康のバロメーター

朝勃ちは、恥ずかしいものでも、気にしすぎるものでもありません。それは男性の身体が発している、ごく自然で正直なサインです。最近朝勃ちが減ったと感じるなら、それは「身体を少し休ませてほしい」「巡りを整えてほしい」というメッセージかもしれません。

男性機能を考えるとき、結果だけに目を向けるのではなく、血流・自律神経・生活習慣といった土台を整えることが、遠回りのようで一番の近道です。朝勃ちは、その変化を教えてくれる大切な指標なのです。